TS ブログ~東海精機の声~

2023.08.25

【高級マウス復活プロジェクト with SDGs】

社内勉強会の一貫として、マウス修理の実習を行いました。

きっかけは3D-CAD業務で使用している高精度マウスが故障したことでした。
3D-CAD向けに設計されている3つボタン型の高精度エルゴノミックマウスであり、
精度・操作性共に抜群なのですが、そのぶん高価なものです。

自分たちで修理できないだろうか、
また仮に失敗しても新しい経験や知識を得る良い勉強になるだろう、ということでチャレンジしてみました。


[故障状況]
  右クリックが効きにくい。
  (反応しない時がある。ドラッグ操作中に途切れる。)

[結果]
  先に結果を述べますと、今回は接点復活剤をマイクロスイッチに塗布することで復活しました。
  (接点復活剤とは、電気接触部の汚れを洗い、導電性を改善する薬剤です。)

[作業内容]
  ① まずは、シャーシを外して、中を見てみます。
      基板上に多少のほこりがあるだけで、比較的きれいでした。(念のためほこりは取り除いておきます。)
      クリックボタンのマイクロスイッチも、外見上の破損やハンダが取れたりなどは見当たりません。

  ② となると、マイクロスイッチ内部の接点の接触不良かな?と考え、接点復活剤を塗布してみます。
      通電線の薬剤ですので基盤等にかからないように注意して、接点のある内部に少量を染み込ませます。
      (本当は金属の接点部分にのみ塗布するべきですが、接点はに密閉されているので今回は染み込ませました。)

 
  ③  ここで一旦組み立て直して、動作確認してみます。
       結果、動作は良好。しばらく使ってみましたが、無反応もなく問題なく使えるようになりました。
       ということで今回はここまでで完了としました。




今後、接点復活剤でも改善されない状況が発生したら、マイクロスイッチ自体の交換も試してみたいです。
これにはハンダ付け作業(中学校の授業以来)も伴いますので、チャレンジしたみたいところです。

今回の勉強会ですが、
実物を自分たちで直す!という目に見える目標があった事、また分解したり触ったりできた事も面白く、
調べごとなども頭に入りやすかったと感じました。自分達で調べて、実際に直したという達成感もやはり大きいですね。
また、普段の業務ではあまり関わることの無いメンバーでチームを組んでの作業でしたので、新鮮で良かったです。


[参加者感想]
  Y.I    : 自分達の手で物を直せたという感触に、とても達成感を感じました。

  T.S   : 意外と簡単な作業でなおったので、これからは購入する前に修理を試みた方がコスト削減につながると思いました。

  Y.W  : 作業が順調に進められ直せてよかったです。

 

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